先日のこと
劇団四季のミュージカル「ノートルダムの鐘」を観ました。
今日の記事は その体験から感じたことを書きます。

「レ・ミゼラブル」を書いたビクトル・ユーゴーの作品を
ミュージカルにしたものです。

「ノートルダムの鐘」は ディズニー映画にもなっていますが
わたしは観ていません。
ただ 子どもの頃「ノートルダムダの背むし男」というお話は
読んだことがありました。話の筋は ほぼ同じだと思う。

ノートルダム

15世紀末のパリ ノートルダムの鐘つき塔には
カジモドという名の鐘つきが住んでいた。
幼い時に聖職者にひきとられた彼は 
その醜い容貌から 外の世界と隔離されている。
塔上から街を眺めて暮らす日々。
話す相手は 石像だけという孤独さ・・・
やがて・・・様々な出来事が展開し
彼は 美しいジプシーの女性エスメラルダと出会う。
彼女は差別心がなく 優しい言葉をかけてくれた初めての人。
彼は初めて人間らしい気もちになって恋をするのだ・・・最後は
火あぶりになりそうになった彼女を 意を決して救い出す。

まあ こんなあらすじです。
俳優さんたちの演技と歌とダンスに魅了され
どんどん引き込まれました。
わたしは 三階席だったので 上から見下ろす感じ。
舞台全体が見えてよかった。
表情も割とはっきり観えたので
登場人物の思いが ビンビンと伝わってきました。

わたしは 
観劇する時はいつも 膝の上にハンカチ用意しているの。
だって 必ず泣くからね。必ず どこかで シクシクするか
号泣するか・・・なのです。

今回は 最後の最後で 涙がどーっとあふれてきました。
それは カジモドが エスメラルダを救おうと決心し 
行動に移すところ。もう理屈じゃなく 涙が出てきてしまった。
だって その深い愛と勇気!!
大聖堂の鐘は 彼のこころを励ますように鳴り響きました。
舞台にも 大きな鐘が複数設置されており大聖堂さながらの
景色ですから よけい盛り上がりますよ。

お話のラストは・・・エスメラルダとカジモドの二人の
折り重なった遺体が発見されたという語りで終わる。
カーテンコール カーテンコールが数回続いた。
そして カーテンコールが終わって 劇場の灯りがついても
わたしは まだ涙が止まらなかった。
拍手しながらも 鼻をすすり 
眼鏡に涙の粒がついて眼鏡が見づらくなってしまって・・・。
またまた 人間賛歌のミュージカルに感動!!

「ノートルダムの鐘」プロモーション映像があります。
ご興味あって お時間のある方は ぜひぜひ♪
1分43秒の映像です。



    🍃

実は このミュージカルを観たのは ほぼ10日前のこと。
今日 やっと 記事として書こうかなと思えました。
なぜ あんなに泣けてきたのか・・・
それが 自分の中でまとまらなかったんです。
自分にとって あのお芝居を観た意味づけのようなものを
しばらく考えていたの。

主人公のカジモドが わが身の危険を冒してまで
エスメラルダを救いたかったその気もち
それにわたしはこころを打たれたんです。
それは 何かに魂を揺さぶられるような 思い
自分が思わず奮い立ち 何かをしようとする思い
困難な状況を打開していく 勇気という名の思い
それが わたしのこころの琴線に触れたのです きっと。

カジモドに感情移入する わたしのこころの中にも
カジモドが住んでいる・・・
彼のような ひとりぼっちの寂しさや哀しさ
自分の境遇ゆえの孤独感も身ににまとっている・・・
そんなところ ほんの少しあるかもしれない わたしにも。

彼は 初めて恋するひとに出会って 人間らしい気もちで
いのちをかけて その宿命を超えていったの。
大聖堂に鳴り響く鐘の音とともに 
自分自身を超える彼の勇気を
決して忘れる事はありません。
あの 荘厳に鳴り響く鐘の音が 今も耳に残っています。

わたしも ここぞという時 あの鐘の音を鳴らそう。
自分のこころの鐘を
小さく あるいは 大きく鳴り響かせよう。
今 そう思っています。

    🍃

ところで
ふと 現実の暮らしに目を向けてみたら・・・

あら わが家の玄関にも 鐘があったわ。

DSC_0623.jpg

だいぶ前 何だか釣鐘が欲しくなって ネットで買って
自分でつけたの。
友達がふざけて ち~んと鳴らしたことがあったっけ。
鳴らしてくれていいんです そのためにつけたんだもの。
でも これからは わたしも鳴らそう いい音よ。

庭を見たら ここにも 釣鐘?

DSC_0621.jpg

スノードロップ かわいい釣鐘の形でしょ。
花言葉は 希望♪
この鐘は鳴るの? う~ん・・・?

そして
わたしのこころの中にも 鐘があるわね。
こんなの・・・。
心の鐘
そして 最後に この短歌・・・
歌人・若山牧水の作品の中に これを見つけました。

けふもまた こころの鉦(かね)を 打ちならし
打ちならしつつ あくがれて行く


「あくがれて」は 「あこがれて」の古語です。
こころの鐘を打ち鳴らして
憧れて行く・・・今日のわたしの思いにぴったりです。

何に憧れていくのか
これは いろいろありますよ。
わたしの中の夢や希望 ひととの出会い ものとの出会い
いつでも いつでも いろんなものに憧れてますからね。
今回のミュージカルでは
いのちをかけて 愛するひとを守ろうとしたカジモドの勇気も
それを演じた俳優さんのことも 憧れの対象になりました。

ともかく 
いろんなものに憧れながら 
わたしのこころの鐘を打ち鳴らしつつ
歩んでいくことにいたします 💛


          ✐ おり~ぶ



 最後まで 読んで下さって ありがとうございます m(__)m

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ここに ふたつのグラスあり。

DSC_0610.jpg

過日 友達の結婚式の引き出物で頂きました。
その日のことは 3月の記事に・・・
未読で お時間のある方はぜひぜひ♪
   👇
ちょっとすましてたのに・結婚式

写真の中に 仲よく並んだグラスが一対・・・
たち吉の 実におめでたいものなの。
底に描かれているのは

DSC_0608.jpg

DSC_0609.jpg

そうなんです。
鶴と亀
こんなカードも添えてありました。

DSC_0607.jpg

もったいなくて なかなか使えなかったのですが
この頃は 普段使いにしています。
器は つかってこそ 価値がある。
縁起ものですから 壊さないように十分気をつけてはいます。
でも 万が一 そうなったときは 致し方なし。
諸行無常・・・
形あるものは 必ず滅すということであきらめる。
でも  嫌だなあ  壊れたら・・・
そうならないうちに 記事に書いておこうと思った次第です。
大事なものだから
壊さないように そぉーっとそっと扱います

ふたつのグラス・・・
水を注いだり ヨーグルトを入れたりして 使っているの。
その時々の気分で
鶴グラスだったり 亀グラスだったり
どっちにしようかなあと 選ぶ瞬間も楽しいです。

そういえば 鶴サン亀サン 少々 ご縁があるのです。
それは わたしの母の名前が つる
母の祖父
つまりわたしにとっては 曾祖父の名前が 亀次郎
これは 前にも記事に書きましたね。
書いていて 思い出しました(^_-)-☆

つるさんは 88歳で それこそ 人もうらやむ!?
ピンピンころりんで旅立ちました。
亀次郎さんは どうだったか そこまではわからないけれど
84歳で旅立っています。
当時にしては 長生きの方だったと思います。

だから わたしは
鶴サン 亀サンとは 深~いご縁があるわけ(^_-)-☆
このグラス 大変ありがた~い思いで 重宝しています。
そぉ~っと大事に使うから 壊れないでねぇ。

   🍃

ところで 話題は変わりますが・・・
4月22日は よい夫婦の日なんですって。
4(よい)22(ふうふ)という語呂合わせ・・・
ふ~ん 夫が生きてたら よい夫婦になってたかしら。
結婚生活は 12年間だったの。
じわりじわりと ゆるぎない絆を築いていく 
その 一歩手前で お別れしちゃったからなぁ。
どんなシニア夫婦になってたんだろう。
よい夫婦になっていたような気はするんだけど・・・
う~ん 哀しいかな 今となっては
想像するしかできません(>_<)

まあ ご夫婦でいらっしゃる方々には
せっかくのご縁 どうぞ 大切にねという気もちです。
そぉ~っとそっと 大事にね(*^-^*)

ちなみに 鶴は 夫婦仲がよくて一生連れ添うらしい。
夫婦鶴といわれて 仲良きことの象徴の鳥なんですって。
うらやましい限りです🎵

それとね・・・
4 2 2という数字で ちょっと遊んじゃいました。

422
4+2+2=8 末広がりの8ですよ~
4×2×2=16 16は8の2倍 末広がり倍増で~す🎵
4-2-2=0  0 何もない どうしよう(>_<)
    あっ 何もないということは ここから何かが生まれる?
    可能性無限大の 0ですよ~
4÷2÷2=1 これはね オンリーワンの1 
    わたしの場合は 1番の1じゃないの 
    あくまで オンリーワン の 世界にひとつだけの花!!
    そして 1は スタートの1・・・かな。
    いくつになっても スタートできるという意味の1🎵

ということで
本日 4月22日は
かなり縁起のよろしい日ではないかと
わたしは 思っているのです。

4月22日
鶴サン 亀サンが千年 万年生きるとしても
この一日は 大事な大事な 一日
千年 万年に つながる一日です。

かけがえのない 今日という日・・・

あなたにとっても
わたしにとっても
どうぞ happyな週末でありますように
そして
何か いいこと ありますように 💛        


            おり~ぶ


 
今日は 終日お出かけしているので
コメントクローズしておりますm(__)m

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玄関を出ると あたたかい春の光・・・
小さな庭ですが 草木が生き生きとしています。

すおう

すおう

レンギョウ

レンぎょー

椿・・・40cmの幹だけれど 花がつきました。

赤い椿

ヒマラヤユキノシタ

ヒマラヤ雪ノ下

モッコウバラのつぼみ

モッコウバラのつぼみ

これらは 実家を取り壊すとき
わが家に移植した 思い出の花々
いわば 花好きだった母の忘れ形見・・・

    🍃

昨日の朝のウォーキング
母のことなど偲びながら 普段より ゆっくり足を運びました。
母と手をつないで歩いた道も通ります・・・
これから耕し始める水田を渡る風が 心地よい。
いつものコースをのんびり歩いたので
ウォーキングというよりは お散歩ね。

途中で こんな生き物に出会いました。
小高い林のそばのお家で 飼っている山羊さんです。
写真は ちょっとピンボケです(>_<)

佐々のスタンド

たたずんで じ~っと見ていたら
気配を感じたのか こちらを振り返ったんです。
山羊というと なぜか 草を食む という言葉が
浮かんできてしまう。
その通りで 草を食んでおりました。
その何だか のんびりとした姿に なんか ほっとしちゃった。
このところ いろいろ慌ただしいので
そんな気もちになったのね。
しばらく 山羊さんとお見合いしていたら
さすがに 相手も首が疲れたのか
また 草に向かい始めたので
わたしも 歩き始めました。

    🍃

帰宅してから ブログの記事のこと ちょこっと考えました。
それで ずっと以前の記事を読んでみたの。
なんと初々しい・・・って 思うのはわたしだけですが。

最近の記事よりは ずっと短い記事だけど
わたしにとっては どの記事もお気に入り。
毎日更新を大変とも思わずに ひたすら綴ってました。

実は もう少しで 一年経つんです スタートしてから。
最近は 妙に長い記事になっている。
これにはわけがあります。それは
通信教室で提出するエッセイの内容を意識しているから。
エッセイを書くときは もう少しフォーマルな文体になるけれど
中身の構成は ほぼ同じ。
記事を変換・推敲すればいいから 
課題の提出が楽になるんです。
だから ここしばらく 少し長い記事になってるの。


でもね・・・
春風に吹かれながら ふわふわと歩いてきて
あの山羊さんに出会って ぼ~っとしてたら 思ったの。
ああ わたし ひとやすみしたいんだって・・・

たまには ちょっとひとやすみ・・・のような
記事でもいいんじゃないのって。
一日おきの投稿で 休みをとってはいるけれど
休んだ分も頑張って書かなきゃって 肩に力が入ってたら
休んでる意味 ないじゃない。
たまには なんにも考えず 
ただただ 今日あったことを スッと書いてもいいのさ。
短くてもいいんだもの。
 
そう思って 今日の記事は 花の写真から スタート。
わたしにとっては ちょっとひとやすみした記事って感じ。
これからは
時々 ちょこっとひとやすみしながら
たまに ちょっとだけ頑張った記事 書けたらいいな。
それが 今の思いです。

あっ でも 文章って 長く書くより
短くまとめることの方が 難しいですね ほんとは。
長ければいいってもんじゃぁ ありません(>_<)

まあ いずれにしても
書くことは 生きること・・・
そして 書くことは つながること・・・

わたしの思いを
読んで下さるあなたに お伝えすることのできる
大切な 大切な ぶろぐ・・・
読んで頂けるから 書けるぶろぐ・・・
心地よく 幸せなご縁で つながっていければ
こんなに うれしいことはありません。

ぶろぐ
ちょこっとひとやすみの記事も書きながら
ずっと 続けていきたいです。
どうぞ これからも よろしくお願いいたします。

今日は
わたしの思いをきいてくださって
ありがとうございます💛

       おり~ぶ


 
(お知らせ) 仕事のことなど 諸々立て込んできておりますので
コメント欄を時々閉じさせて頂くことが 増えるかもしれません。
勝手ではございますが ご理解のほど 
どうぞ よろしくお願い申し上げますm(__)m

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あら 忘れちゃってた・・・

昨日のこと
月曜日は 特養にいる叔母を訪問する日。
彼女は 亡き母の妹で 86歳です。

叔母のことは 以前記事にしました。
未読で お時間のある方は ぜひぜひ♪
   👇
○○ちゃん 気をつけてね

9時過ぎには 家を出て 10分弱で施設に着く。
最近は 30分~40分ぐらいしか滞在しないので
10時には帰宅する そんな流れになっているのだけれど
昨日は それを つい うっかり忘れちゃった・・・
とはいっても 途中で思い出して 遅ればせながら
行きましたけど・・・ 

出来る限り 同じ曜日の同じ時間帯に訪問するというのが
わたしのこだわり。
忙しくて行かない日が続いたりすると そのうち面倒になって
行かなくてもいいやって思ってしまいそうだから
訪問日と時間を決めて 自分を縛っているわけです。

ところで ブログのことですが・・・
毎日投稿から 一日おきの投稿にして はや一か月。
このペースに慣れてきましたが ひとつだけ問題あり。
毎日投稿の時は 8時には書き始めると決めていたので
それまでに家事を終わらせたりして めりはりがついていた。
ところが 一日おきにしてから
投稿しない日の朝の過ごし方が 少々乱れ気味・・・

それが 昨日の 「あら 忘れちゃってた」事件
まあ 事件と書くほどのものではありません。
でも やっぱり わたしには事件だわ。
だって 今まで 忘れたことがありませんでしたよ。
この数年間 毎週月曜日の叔母訪問。

ところが 昨日は 記事を投稿しない日だから
その分 時間があるわけ。
あれこれ やらなきゃなぁと思っていたことが気になって・・・
衣類の整理を始めてしまった。
ここ数日 気温が高いから
さすがに 冬ものと夏物入れ替えなくてはと思っていたの。
箪笥の中 押し入れの中 出したり入れたりしていたら
どんどん 時間が過ぎていった。

その間 叔母の訪問日 すっかり忘れてました(>_<)
ひとつのことに夢中になれば
他のことを忘れてしまうのは よくあることだから
アラームかけて 時間区切ればよかったのだけれど
それも忘れちゃった。

ああ 疲れたぁと時計を見たら 
何と10時になっているではないの。
そこで 初めて気がついた。
あ~ 叔母さんのとこ 行く日だったぁ!!

ちょっとだけ 明日でもいいかと思ったけれど 
翌日は投稿日だから 慌ただしくなったらいやだしなぁ。
すると 遅くなっても行こうという気になりました。
訪問時刻は わたしの中だけで 決まっている約束事だから
遅くなっても 誰にも迷惑はかけないわ 問題なし。

それで
衣類の入れ替えは そのままにして 急いで訪問の準備。
持参するものは まず叔母さん用ミニノート。
これは 彼女の様子やスタッフからの情報などメモするもの。
それに 今回は
ティッシュの箱5つとオレンジジュースの1.5Lを2本。
これらは 常備しておく必要あるものなのです。
なくなければスタッフが購入してくれますが
一回100円の買い物代がかかるので 
わたしが必ず購入して もっていくようにしてます。
100円だって もったいないもの。
わたしができることはやらなきゃね。

オレンジジュースは とろみをつけて飲むんです。
飲み込む力が かなり弱っているので
食事はすべて ペースト状になっているの。
水もお茶も とろみをつけるから きっと おいしくないのね。
叔母は あまり 飲まないらしい。
でも お年寄りにとって 水分補給は最重要。
それで スタッフから ジュースならどうかと提案があって
いろいろなジュース類を試しました。
グレープ りんご カルピス etc
いずれも 「おいしくなぁい」と言われてしまった。
現在は なっちゃんオレンジで 落ち着いています。

車を飛ばして 施設に到着。
事務室の窓口であいさつし 名前を書いていると
事務員さんが 郵便物を渡してくれます。
叔母の現住所は 施設ですから
市役所からの 医療や介護のおたよりが届きます。

廊下で看護師さんに会ったので 様子をきくと
「お食事 全量召し上がっていますよ。一時に比べたら
奇跡的にお元気です」とのこと。
奇跡的という言葉は 大げさではありません。
栄養状態が悪く 幾度か 命の危険にも陥りましたが 
今は 体重も若干増えてます。それでも やっと38kgですから
以前に比べて とっても小さくなりました。

エレベーターで2階へ。
この施設はユニット型なので 真ん中に食堂兼リビングがあり
そこを取り囲むように 10部屋が配置されています。
わたしが行く時間帯には 数人の利用者の方が
テレビを見ていたり お話をしていたりします。

叔母の部屋を開けると いつものように臥床している。
食事の時だけは 介助されて車いすに乗りますが 
それ以外は 終日 ベッドで過ごします。
介護5で 寝返りも少ししかできません。

「ミツさん おはよう 〇〇ですよ」と 声をかけると
「〇〇ちゃん 今日は 遅かったねぇ」と
目を開けずに答えるから驚いてしまった!!
認知的には まだまだ健康的な叔母だけれど
それにしても 時計をみているわけでもないのにわかるの?
「遅かったねぇ」と言われて 「忘れちゃってたの・・・」とは
さすがにいえないから
「うん ちょっといろいろあって遅くなったの ごめんね」と言うと 
聴いているんだか いないのか?
スースーと 寝息をたてている。
夢を見た話や スタッフへの不満など話すこともあるが
この日は 眠ってしまった。

スタッフに聞いたら 昨夜あまり眠れなかったとのこと。
朝食では 「わたしのも 手伝ってー」と 大声を出したらしい。
右手でスプーンをもって自力で食べているのだが
さすがに疲れるらしく イライラして叫んだのでしょう。
食べ物を口にいれては むせかえるから
ゆっくりゆっくり口に運んでいる様子。

スタッフは どうしても介助の必要のある人を優先して
お手伝いしているので
それをみて 「わたしも~ 」と思ってしまった彼女の気持ち
わからなくはない。
いつもいつも頑張って スプーンで食べてるけど
疲れてる時はたまに手伝ってほしいと
わたしだって思うよ きっと。
ミツさんのこころの叫び お願い 受け止めて~。

スタッフには 「ご迷惑かけてすみません」と言いながらも
「叫ぶ元気があってよかった」なんて内心思っていたら
「大丈夫ですよ ミツさん それだけ元気があるっていうことだから。
でも 他の利用者さんの介助してると 
なかなかミツさんの方にいけなくて すみません」とスタッフ。
そんなふうに受け止めてもらえるだけでも 
ほんと ありがたいです。

ミツさんが眠ってしまったので 箪笥の中を整理したり
洗面台をきれいにしたりしてから 早々と帰ることにした。
声をかけて 起こしてしまうのも忍びなかったが
本格的に眠っている感じでもなかったので
「ミツさん また来るね」と声をかけた。
彼女は 「うん」とだけ・・・
最近は 「もう帰っちゃうの」ということも増えてきているが
「うん」とだけ・・・妙に寂しいね。
でも ミツさんは もっと寂しいわね・・・

というわけで
忘れているわけじゃないけど
忘れてしまった 叔母の施設訪問
遅くなったけれど 今週も行けました。

また 来週 行くからね💛


          おり~ぶ



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桜にとっては 無情な雨・・・

昨日の午後 ゴロゴロと 雷の音がした。
春雷 というと 少々ロマンチックな雰囲気だが
雷は 大の苦手である。
目をつぶり 耳をふさぎ 恐怖のどん底・・・
幸いこの日は パステル和アートのレッスン日だから
ひとりではなかった。
先生と一緒だから ふだんの怖さは激減!!

ちょうど 桜の絵を描き始めたところ・・・

雷の音は 初め 申し訳なさそうに 少し遠くで
2~3回ゴロゴロしていたが
4回目は 急に近くなった。
ここにいるぞと言わんばかり 大暴れしている。
と同時に 激しい雨が降り出したので 驚いて
カーテンを開けたら ひょうも降っているではないか。
小さな粒だが パチパチと道路に落ちる音がする。
この季節に ひょうが降るとは
春の天気は 何と 情緒不安定 極まりないことか。

パステルのピンクの色を指でこすりながら
ふと 勤務先の病院の桜が 気になった。

この季節 大きな数本の桜は 見事に花をつけている。
先週は 満開になり 病院の庭は 華やかな春爛漫♪
そんな中
緩和ケア病棟の患者さんと一緒に お花見をした。
車いすや ベッドのまま・・・
外に出て 春の風にふかれるだけでも 楽しいこと
まして 桜の花の下に わが身を置くことができる。
こんなに うれしいことはない。
おひとり おひとり 待ちに待っていた 桜なのだから。 

車いすやベッドから見上げる桜の花々は 青空を背景に
こぼれんばかりの微笑みで歓迎してくれている。
それを愛でるひとも とびきりの笑顔
弱々しい表情の中に こんなエネルギーが宿っていたんだと
思うほど いのちがキラキラと輝いている。
スタッフのひとりが 
桜木の下の方に咲いている小枝を数本 手でちぎって
患者さんに差し上げると・・・
手でしっかりと枝をもち 花びらのにおいをかぎ
ほっぺたにふわふわとくっつける。
「桜はいいねぇ 見られてよかった 本当によかった・・・」
と感無量の表情
そのひとことの重みを わたしは 全身全霊で受け止める。

スタッフが 禁を犯してまで 枝を折り
手渡したかった 桜花
それを うけとったひとの満面の笑み
ああ 今を生きていらっしゃる・・・
春を感じていらっしゃる・・・
そして わたしも スタッフも
共に その同じ時を 生きているのです。

    🍃

先週の そんな場面を思い出していたら
あの桜たちも
この雨で もう 散ってしまうのではないかと心配になった。
先週 満開になっていたのだから
いずれ 散る方に向かうのは必至だが
一挙に花がなくなってしまうのは寂しい。
散り際の桜木の下 淡い桃色の花びらが
ひらひらと散って来るのもまた 風情がある。
そんな花舞う時期に 患者さんとご一緒した事もあったのだと
さらなる記憶が蘇ります。

とは いっても
桜の花は 人間の都合などきいてはいられない。
桜は 満開ののち
すでに来年の開花に向けて 準備を始めているのだ。

花が散り葉桜となる頃 その緑葉が ある物質をつくるという。
それは 休眠物質。
翌年つぼみの芽吹くところに ぎっしりと蓄えるらしい。
冬になって寒くなると 木は眠る その時のための休眠物質。
桜にとっても 眠ることは大いに必要なのだ。
ヒトも桜の 同じような生き物なのだと しみじみ思う。

冬の間に 休眠物質を使い果たして 桜は目覚める。
そして つぼみが大きくなり 開花するという。
冬の寒さが 厳しければ厳しいほど 休眠物質はどんどん
使われて なくなってしまうので 花は一気に咲きそろう。

こんな桜の開花のメカニズムを知ってから
わたしの桜への見方に 変化あり・・・
これまでは 桜花の見事な美しさは いうまでもなく 
パッと咲いて パッと散って 美しさゆえのはかなさにも
魅力を感じていた。
そこに さらに こんな見方が加わった。
散ると同時に 夏の間 葉を茂らせ ひたすら休眠物質を作り
秋は枯れ葉を落とし 冬は裸木になって眠りにつく。
そして 厳しい冬を眠ったあとは 見事に花を咲かせる。
そんな 桜の一年を想って 浮かんだ言葉がある。
それは ひたむきさ・・・
はかなさ + ひたむきさ・・・

冬の寒さが厳しいほど 花開く・・・
人間も そんなところがあるような気がする。
花が開くかどうかは わからないが
辛い事 哀しい事の試練に耐えるほど
人生の味わいを感じられるように思うから。

桜のように ひたむきに生きていけたら
きっと 後悔しない
自分の人生 自分の生き方に・・・

詩人 八木重吉氏の詩・・・

 綺麗な桜の花をみていると
 そのひとすじの気持ちにうたれる


詩人の書いた 「ひとすじの気持ち」
わたしの感じた ひたむきさ と ほんの少し
近いだろうか。
わたしも 桜のひたむきな姿に
こころ打たれている ひとりです。

    🍃

パステル画のレッスンが 終わる頃
雷の音は遠のいていき 雨はやんでいる。
薄日もさしてきて またすっかり春模様。

数枚のパステル画から この一枚を額に入れた。

DSC_0592.jpg

桜の花が終わっても ずっと 飾っておくことにしよう。

桜のように
ひたむきに
一途な思いで 生きていきたいから。
せめて 自分がこれだと 思うことには・・・

来年もまた 桜の花に 会いたいから。
必ず 会いたいから。

    🍃

明日は また 病院に勤務します。
はらはらと舞う 花びらを この両手に受けとろう。

桜木のひたむきさが
わたしに 宿りますように 💛


          おり~ぶ
 

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