静かな秋の夜・・・

聞こえるのは 虫の音(ね)
そして 
夜の音・・・

TVを消して 音楽も聞かずにl
本を読んでいたり
PCに向かっていたりすると
自分のたてる音が 妙に意識されてきます。

ページをめくる カサッという音
キーボードを打つ トゥン トゥンという音
その音を出しているのは わたし。
他に誰もいないのだから 誰かの立てる音は 皆無です。
時々 近所の犬が吠えるぐらい。

家の中は 静かに 静かに 沈んでくる。
じーっと 何もせず 呼吸だけしていると
じわーっと聞こえてくる 音なき音
それを わたしは
夜の音と呼んでいます。

じわじわと忍び寄ってくる 孤独な 夜の音を感じると
ふと 寂しくなりますねぇ。

切ない

だからといって
TVなどはつけません。
メディアの音って じゃまになることがありますもの。

少しだけ
夜の音に 耳を傾けることにしています。


でも やっぱり 誰かが いてくれたらね・・・


秋の夜の会話

      草野 心平

さむいね。
ああさむいね。
虫がないてるね。
ああ虫がないてるね。
もうすぐ土の中だね。
土の中はいやだね。
痩せたね。
君もずいぶんやせたね。
どこがそんなに切ないんだろうね。
腹だろうかね。
腹とったら死ぬだろうね。
死にたかあないね。
さむいね。
ああさむいね。

  「蛙のうたー草野心平詩集」岩崎書店

2匹の蛙さんの会話・・・

彼らのように
「さむいね」「 ああ さむいね」
「虫がないてるね」「ああ 虫がないてるね」って
誰かとやりとりできたら 素敵なんだけどなあ。
こんな夜は・・・


仕方ないから
この詩 朗読しましたよ。

蛙さん達
夫婦なんだろうか 友達なんだろうか?
とにかく ひとりで二役
蛙Aさん 蛙Bさん どっちも主役よ。
夫婦だと 男役と女役だから 声の音色も変えなくちゃ。
でも
この2匹 やっぱり友達だろう?
語尾が どっちも男っぽいから・・・
なんて考えてたら 楽しくなっちゃった。

huhu.jpg

朗読のレッスン 思い出しながら
蛙さんの気もちになって
読むんじゃなく 話すように 話すように読んで
録音までしちゃいました。

聞いてくれる人のいない朗読だけど
秋の夜の空気が
ちゃんと受け止めてくれたかも。

ひとしきり読んで
あとは また シーンとした夜の音・・・

自己満足の朗読の余韻にひたっていると
どこからか 音がする。

キーン・・・
むむむ この音は・・・

耳鳴りではないか。
こんな時に なんと無粋な耳鳴りさん (>_<)

慣れているので やり過ごし
肘掛椅子に深~く座っていたら 眠くなっちゃった。
眠ってしまえば
夜の音とは お別れです。

というわけで

寂しくて 切ないけど ちょっぴり楽しい
ひとりの 秋の夜でした ♡

      ✐おり~ぶ


読んで下さり ありがとうございます。
よろしかったら また おいでくださいな。
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わたしは まだ 「未」なのです。

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