3日は 母の月命日です。

お別れして3年が過ぎました。
このブログでも 時々書いてきましたが
わたしは 父を高校生になる時に亡くしているので
その後は ずうっと母ひとり
だから よけい 絆が深かったのかなあと思います。

今朝は こんなことを思い出しました。

晩年の約2年間
母と我が家で暮らしました ふたり暮らしです。

その時のこと・・・

夕食をとって ゆっくりしながら TVを観終わったら 
一番風呂に入ります。
微小脳梗塞で倒れたこともありましたが
後遺症はなく 軽度の認知症がある程度。
足腰丈夫で 耳はいいし よくしゃべる。
なんでも自分でできる状態なので
シャンプー以外 わたしの手を必要とはしません。
シャンプーは わたしがやってあげたくて
母に頼んで やらせてもらってました。

それでも わたしは 心配になって
入浴中 何度も 「大丈夫?」と 声をかけます。
「だいじょぶで~す」と母。そう言われても 見に行くと
ゆっくり湯船に寝そべって ご満悦。
「極楽 ごくらく」と 満面の笑みです。
お風呂が大好きなんです。

お風呂

その後は すぐ布団に入ってしまうので
わたしが いろいろ片づけを終えて入浴する頃には
すでに うとうと眠っています。
お休みの挨拶をすると 決まって言うのが
少々 寝ぼけた声で
「みんなら お風呂 入ったの?」

みんなら?
わたしと母だけなのに みんならって 複数?

一度 聞いたことがあります。
「みんならって うちにはわたしと母さんだけよ。
みんならって 誰のこと?」

そうすると 
「そうだね ふたりだけなんだけど つい みんならって
言っちゃうんだよ。誰か いるような気がするよ」
と 真顔でいうんです。

母は わたしと暮らすまで ひとり暮らし歴 数十年
ひとりで寂しいと 嘆いたことのないひとだったけど
わたしと暮らすようになって あらためて
独りではないのだという思いが あったのでしょうか。

誰かいるような気がする・・・

誰かとは誰?

もちろん 母の両親は他界している。
4人きょうだいの弟二人はすでになく 妹のみが健在。
結婚後は 45歳で 夫(わたしの父)と死別
子どもは 男3人 女ひとり(わたし・末っ子)
2歳の次男を そして 52歳の長男をなくしている。
ついでにいうと 娘の夫(42歳)ともお別れしているのです。

88年生きてくれば いろんなことがあり
夫や子ども さらに娘婿をなくすという
悲しくつらい喪失体験もあったわけです。

そんな懐かしい人々が 自分の周りにいるような
そんな思いがあるのでしょうか?
「みんならって おじいちゃんやおばあちゃんとか
 父さんや兄さん 太郎さんとか そういう人達のこと? 」
と わたしが聞くと
「誰って はっきりはしないよ。みんならだよ」と
ニコニコしています。
誰かいる気配を感じるということは 不快ではないらしい。

母の脳裏には
幼いころに父母やきょうだいで にぎやかに暮らしていたことや
自分が母となり 子供たちを育てながら
勢いよく働いていたころの記憶が ふっと甦り
家族みんなといるような感覚があったのでしょうか。

みんなら お風呂 入ったの?

繰り返される その言葉の中に
母のこれまで生きてきた思いをみるようで
わたしにとっては 母を偲ぶ大事な言葉のひとつとなっています。
そして
母が 独りではなく みんなと居るのだと感じてくれたとしたら
こんなにうれしいことはありません。

「生きていくのは大変だねぇ。
 明日のいのちがわかんないんだから」
とつぶやきながらも
神棚に拝し 父や兄 太郎さんの写真に向かって
「今日も元気に起きられました。ありがとうございます」
と感無量の涙目の笑顔で 毎朝 手を合わせていた母・・・

「みんなら」とともに日常を紡いだ 母さん

長い長い孤独の時間のあとに ほんのちょっとでも
家族みんなの時間を味わってくれたのだとしたら
こんなに うれしいことはありません。

母もわたしも はやいうちに夫とお別れしたから
不思議ですね。
運命というか 宿命というか
そんな大いなるものの力を感じたりもいたします。
母と娘の大事なご縁
これからも こころの中で ちゃんとちゃんと
繋がり続けていきますよ。

今日は お墓参りをして
お仏壇を守ってくれている 義姉のところに
寄ってきます。
母の好物の甘いものをもってね。

思い出話・・・
お義姉さんとも してきます 

       ✐ おり~ぶ


ご訪問 ありがとうございます。
応援のポチッにも 励まされてます





にほんブログ村




人気ブログランキングへ






友達の 子どもさんへの思いに 心打たれました。

睡眠時無呼吸症候群? と 心配になった。

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)