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わたしといっしょ♡

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10年 20年後 なくてはならない財産になる!!

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今日は とてもローカルな話題です。

この一週間の間に 三日
水戸芸術館に出向いています。

23日(祝日) 朗読スタジオの稽古
午前は 自主練習 午後は J先生のレッスン
発表会が近いから みんな必死よ。

24日は 夕方~ 立川志の輔独演会 
落語の魅力に またまたノックアウトされたあ。
志の輔さん ほんまもんの名人さん!!

26日 午後 朗読スタジオの稽古
きびしい中に笑いもあったひととき。
J先生の演技のお手本 いつも釘付けです。

水戸芸術館 友の会の会員ではあるけれど
こんなに何回も通った週は 珍しいですね。

この水戸芸術館・・・
わたしにとって なくてはならない存在
といっても過言ではありません。
特に 昨年 朗読スタジオに参加してからは
これまで以上に より身近なものとなりました。

遠方の方には いらっしゃる機会はないかもしれませんが
わが郷土のお話 少しだけおつきあい頂ければ幸いです。

水戸芸術館・・・
なぜ なくてはならない存在と感じているのか
そのあたりを お伝えしたいのです。

まず あらためて 水戸芸術館をご紹介しますね。

DSC_0164.jpg

建物は 建築家 磯崎新氏の設計によるもの。
1990年に開館しています。
コンサートホール 劇場 現代美術ギャラリーの3施設があるの。
専属の室内楽団と劇団を有しており 水戸の芸術活動の中心地。
市民参加型のプログラムも数多く開催されていて
わたしが参加している朗読スタジオも そのひとつです。

中庭の芝生の広場では 市民のフリーマーケットや
野外コンサートなども行われますよ。
写真の中の 空に伸びている不思議な形の塔は
当時の市政100年を記念して全長100m
約80mのところまで エレベーターで行けるの。
市内を展望できます。

ちなみに 東京圏にお住いの方ですと
朝のNHkニュースの最後に たまに写される映像
「水戸市千波湖の今朝の風景です」の場面の中に
ちょこんと顔を出しているこの塔を見られる時があります♪


水戸芸術館のHPです。
    👇
水戸芸術館

この水戸芸術館を構想したのは 元市長の佐川一信氏。
保守色の強い政治風土の中で 改革派 市民派市長と
いわれた方ですが 大変残念なことに
55歳という若さで 亡くなられています。

労働法の研究者であった佐川氏は 市民運動家でも
あったそうです。様々な体験や交流を通して
地域の文化を創っていく必要性を強く感じていたのでしょう。
市長になってから 音楽 演劇 現代美術の
拠点をつくろうと 情熱を傾けてくれたんです。

「水道をひねっても 文化は出てこない。
水戸市は下水道の整備も行うが 文化の整備も行う」
といって 中央に依拠しない 地方の独自の文化づくりに
尽力されました。

でも
構想が発表されてから また 実際に開館されてからも
芸術館に対するいろいろな批判もあったと聞きます。
多額の費用を費やしての 初めての試みだったでしょうから
議会や市民からも 様々な意見が寄せられたのでしょうね。

わたしは 当時は 結婚して千葉県に住んでいたので
詳しいことはわかりませんでした。
すべては あとで知ったお話です。

芸術館に対する厳しい批判に対して
佐川氏は なんと言って応じたのか?

なじみにくい施設かもしれないが 本物を続けてゆけば
10年 20年後には市民にとって なくてはならない財産になる


なじみにくい・・・というのは 音楽 演劇 現代美術の3分野で
より専門性の高い内容を展開していくところからくる
なじみにくさでしょうね。
でも 彼には 必ずやそうなるという信念と
先見の明があったのです。

本物を続けてゆけば
10年 20年後には市民にとって なくてはならない財産になる

それから 10年 20年後 そして 今
水戸芸術館は 国内外に情報を発信し
市民にも開かれている芸術文化の場となっているのだから。

市民にとって なくてはならない財産になる!!
この言葉を初めて知った時
新たな世界を切り開こうとした佐川氏の姿勢に
深い感銘を受けたのを思い出します。

きっと そうなると 信じた ひとりの人間の熱き想いは
今や 現実のものとなっているのです。
芸術文化の創造・発信基地として
多くの方々に支持され 愛されている水戸芸術館・・・

     🍃

佐川氏が亡くなられたのは1995年
わたしは その2年前に夫と死別して
翌年には 郷里に戻ってきていました。

当時の水戸芸術館では
すでに 多彩な催しが展開されていました。
就職以来 10数年 水戸を離れていたわたしには
芸術館の建物も場の雰囲気も すべてが新鮮でしたよ。

そして 数年後 佐川氏のことを友人から聞き
彼にまつわる ある場所を訪れました。

それは 佐川氏のご遺族が運営されている 私設図書館
佐川文庫です。

   👇
佐川文庫

そこには 佐川氏の膨大な蔵書・3万冊とクラシックCD1万枚が
落ち着いた雰囲気の中に 整然と並べられていました。
労働法や行政などの専門書から児童書 一般図書・・・

どんな本を読み どんなことを考えていたのだろう。
どんな音楽に聴きいっていたのだろう。
時間を忘れて 佐川氏の足跡をたどりながら
涙するほど 胸があつくなりました。
彼の 芸術への造詣の深さと思いを知り
魂を揺さぶられるような感覚をおぼえたのです。

55歳 おそらくは 志半ばで逝かれたのだろう。
水戸の文化発展のために もっともっと
やりたいことがおありになったことだろう。
そう思うと・・・
一度もお会いしたことのない方だけど
わたしの中では 忘れられないひと
いや 忘れてはならないひとのひとりになったのです。

   📖

図書館ですから もちろん そこで読むことも 聴くこともできるし
会員になれば 本やCDをお借りすることもできます。
併設のコンサートホールでは
プロの音楽家のコンサートも行われたりするの。
広い窓辺の外には 芝生のお庭と木々が見えて
静かで 居心地のよい空間・・・

今でも 時々出かけていって のんびり本を手にします。
本物の文化を市民のためにと考えてくれた
佐川氏の読まれた本 その本をね。

    🍃

本物を続けてゆけば
10年 20年後には 市民にとってなくてはならない財産になる。

そう信じて 英断した ひとりのひとに
わたしは とてつもなく 魅力を感じているのです。
もう お会いすることは 絶対できないからこそ
佐川氏の言葉や思いが 胸に迫ってきて
水戸芸術館に対する わたしの愛も深まってしまう。
そんなふうに感じています。

    🍃

昨日の夕方 稽古が終わって外に出たら
芸術館のシンボルである塔が ライトアップされていました。

DSC_0356.jpg

市内の様々な場所から この灯りが見えていることでしょう。
佐川氏が灯した 文化芸術の灯り・・・
市民のひとりとして 大切に大切に守っていきたい
大事な大事な財産だと思います。

     🍃

長いお話におつきあい頂いて ありがとうございます。

ところで こうして記事を書きながら ふと思ったの。
わたしにとって
10年 20年後 なくてはならない財産になるのは
どんなのものだろうか?
10年で70代 20年で 80代・・・
そんなに生きられるの?って まず思ってしまうけど
それは 誰にもわかりません。

なくてはならない財産といって思い浮かべたのは・・・
お金や物などの形あるものではなかったわ。
連想したのは こころの財産・・・

そりゃね この世とお別れしていく時 
自分の身終いをできるぐらいのお金は大事よ。
でも それ以上に大事なものは こころの中の宝物・・・
悔いなく生きて この一度きりの人生を全うしたという
こころ豊かになる思い出や充実感
それが わたしの思う 宝物・・・かな。
多くは望みません たとえ たったひとつでも
こころの財産をもって 旅立っていけたら満足だなぁ。

さあ どんなこころの財産を築いていけるかしら。
どうなることやら 日々 精進してまいりましょ。
仕上げは のちのお楽しみ ♡

            ✐ おり~ぶ


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