昨夕は 病棟の勉強会に参加しました。

内容は 「喪失の追体験」 というもの。
他者によって語られた喪失体験を 自分の体験として感じる
そんなワークです。

ひとつの事例(テキストにある)をききながら
その患者さんがたどった こころの旅を追体験する。

ひとは 病気になったとき 様々なものを失っていく・・・
健康だったこれまでの暮らし
健康だったからこそ できていた仕事 役割
元気あふれていた 自分のからだのボディイメージ
これまでできていたものが できなくなっていく

病棟では
そのような喪失体験を抱え 苦しんでいる患者さんを
身体やこころの面からケア・サポートしていくわけですが
医療者自らが その喪失を追体験することで
患者さんのこころを理解し よりよいケアが提供できるように
学んでいるというわけです。

喪失の追体験のワークは 次のようなものです。
4枚のカードが配られる。
そのカード それぞれに
〇私の愛する人
〇私の趣味
〇私の大切なもの
〇私が大切にしていること  を書く。

語り手がいて
ひとつの事例 ある患者さんのたどった物語を読み
途中 途中で そのカードを捨てるように指示する。
参加者は どのカードからでも ひとつひとつ
捨てていく つまり 喪失していく・・・

部屋の灯りを落として 薄暗い中 進めます。
かろうじて カードに書いた字を読めるぐらい。
そんな中で 物語をきいていると
様々な思いがあふれてきます。

物語の主人公に寄り添うような思い
あるいは 自らのいくつかの喪失体験の記憶
あるいは 直近で経験した喪失の出来事・・・
感情が揺さぶられ 涙を流すひともいます。

ひとつ ひとつ カードを捨てていく
その時の哀しさ 口惜しさ 辛さ・・・
患者さんの喪失の痛みを
自分のこととして 追体験するのです。

実は わたしはこのワークは二度目だったので
物語には 耳を傾けながらも ちょっと不謹慎なことを
考えていました。研修係さん ごめんなさい(>_<)

それは 捨てていくカードを 選ばないで捨てるということ。
他のスタッフは どのカードを捨てるか 
薄暗がりの中で じーっと考えてから 捨てるのですが
わたしは カードを見ないようにして
手に触ったカードから 捨てていくことにしました。

そうして 最後に残るカードは 何だろう?
その カードの言葉 宝物にしていくわ。
と言っても どれも大切なことなんだけどね。
まるで おみくじの言葉を期待するように
占い好きのわたしが むくっと起き上がってしまったわけ。


わたしが カードに書いたのは・・・
〇私の愛する人    わたし
〇私の趣味       朗読など
〇私の大切なもの   日々の暮らし
〇私が大切にしていること  幸せを感じるこころ  

ちなみに 前このワークをやった時 カードに書いたのは
まったく違うことだったような気がします。
母が存命中でしたから
〇私の愛する人   母   でした。
あとは なんて書いてたか 覚えていません💦

さて わたしだけの試みは どうなったか?

結果発表♫

カードの言葉を見ていないので 
何から捨てていったかは わかりませんが
最後に残っていたのだけは 見ましたよ。

〇私が大切にしていること のカードでした!!

〇私が大切にしていること  幸せを感じるこころ
わたしは この結果に とっても満足♪

部屋の灯りがついた時のわたしは にこにこしてて
変だったかも。
みな それぞれ 神妙な顔をしてましたから。
だって 喪失の追体験を終えたばかりの顔ですもの。

     🍃

〇私が大切にしていること  幸せを感じるこころ
まさしく 日々思うことです。

これまで体験してきた様々な喪失・・・
そして 日々 更新中の喪失・・・

老いるのだって 白髪になるのだって 喪失
もっというなら
きょうという日を失い あすになるのだって 喪失
生きているということは
限りなく続く喪失体験  そんなふうに思ってます。
でも 失うことの裏側には
ひととしての得るものも しっかりあるから 生きていける。

だから
失われつつある いま いまのことに目を向けて
どれだけ そこに幸せを感じられるか
どんな わたしのドラマを見つけられるか
それが 生きる学習の鍵だって 思ってます。

ささいなことに ちいさなことに なにげないことに
幸せを感じるこころ 大切にしていきたいです


         おり~ぶ


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家のメンテナンスかぁ やることいろいろあるなぁ。

アメリカ前大統領 オバマさんの手・・・

comment iconコメント ( 4 )

考えさせられました!

おり~ぶさん
今日の記事、深く考えさせられました。

おり~ぶさんはお仕事がら色々お勉強されていると思っていたのですが
喪失の追体験、凄いお勉強されているのですね。

私の喪失体験    父、猫のめい、ブッチが亡くなったこと、健康だった          主人の病気、車、時間、趣味のドライブ等々
沢山あります。その折々中々受け入れる事が出来ず辛い体験でした。

おり~ぶさんのおっしゃるように生きているということは限りなく続く喪失体験   でも失うことの裏側にはひととしての得るものも しっかりあるから 生きていける。
ほんとにそうですね、
そのことがあるから 今あるものを大事にしていけるんだと改めて思いました。

おり~ぶさんが選んだ  幸せを感じるこころ
どんなささいなことにも幸せを感じられるこころって百人馬力!!

わたしも大切にしていきたいです。

おり~ぶさん、いつも本当にありがとうございます。

名前: あんこ [Edit] 2017-01-26 13:54

Re: 考えさせられました! あんこさんへ

あんこさん 

そうでしたか。
あんこさんにも たくさんの喪失体験 おありでしたね。
よく乗り越えていらっしゃったなあ。

その中で あんこさん いっぱいいっぱい学んできているし
たくさんの痛みを経験しているからこそ
優しく 明るく 前向きな 今のあんこさんがいるんだと思うの。

今あるものを大事にしていきましょうね あんこさん。
わたしも 大事にしていきますよ。
幸せを感じるこころ全開で
小さな幸せ 見つけちゃう。
小さい幸せ いっぱい集めると 大きな幸せになるかもね。

あんこさん コメントありがとうございます。

名前: おり~ぶ [Edit] 2017-01-26 19:12

初めて知りました

色々なお勉強会があるのですね

おり~ぶさんの四つの言葉いいですね(*^▽^*)

私はまだまだ多くのものを失った悲しみや苦しみや悔しさなど
そういった喪失感から抜け出せないでいます
毎日心の中で自分と闘っていますね
物質的な物はもうもう沢山捨ててきました
でも心の中に大切に残したものが沢山あって
まだまだ整理整頓が出来ていませんね

これからゆっくりその仕事をしていかなくてはと
思っています(*^▽^*)
いつもいろんなヒントを有難うございます

名前: ののはなかれん [Edit] 2017-01-26 22:28

Re: 初めて知りました ののはなかれんさんへ

ののはなかれんさん おはようございます。

かれんさん 
喪失感って やっかいですよね。
でも そこから抜け出せなくても 焦らないでいいと思います。
悲しみや苦しみなど 完全になくなるってことないですものね。
こころの中にあるもの
ゆっくりゆっくり 整理していってもいいんじゃないかなあって
わたしは 思っています。
その喪失を 自然に はっきり過去のものとして受け入れられる
そんな時が 必ず来ると思うから。

こころの作業
かれんさんのペースで ゆっくりやっていってね。

コメントありがとうございます。

名前: おり~ぶ [Edit] 2017-01-27 07:52

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