一昨日のこと・・・

「大人のためのお話会」に行ってきました。
茨城放送のアナウンサーOBの方々が開催している
大人のための朗読会です。

わたしは その中のおひとりの方にご指導を頂いたことが
あるので この会を楽しみにしています。

昨年の記事で 前回のお話会について 書いています。
投稿した日が 今日と同じ 6月6日!!
あらあら 人生もブログも 繰り返し ほんと リフレイン♪
未読で お時間のある方は ぜひぜひ♪
    👇
大人のためのお話会

元アナウンサーの方々の朗読ですから
それは もう その世界に引き込まれます。
場面の情景が浮かんでくるし 
登場人物の思いに引き寄せられる。
作品のもつメッセージが じんわりとこころに沁みてきます。
長年 培ってきた アナウンサーとしての矜恃・・・
正確に伝える ということの神髄を知り尽くした方々です。

そこで 今日は あるひとりの読み手の方について
書こうと思います。

    🍃

それは Nさん 女性 
80歳を過ぎていらっしゃるでしょうか。
彼女は 茨城放送の名アナウンサーでした。
今から 約40年前 ある深夜番組を担当し 
若者たちの人気をさらった方なのです。
わたしも 何度か聞いたことがあります。
大人のムード漂う 何ともいえない声と話し方が 
今も耳に残っているぐらい印象的なアナウンサーさん。

昨年のお話会では
「ああ この方だったんだぁ」と
感慨深く そのお顔を拝見しました。
小柄で エレガントな服装をされた お・と・な

Nさんが 読んでくれたのは 怪談・・・
小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の
「和解」という作品です。

あらすじを簡単に書くと
京の都のお話。ある武士が 妻を捨てて別の女性と結婚した。
でも 再婚した相手の人との生活が幸せでなく やがて 
元妻を懐かしくなり 再婚相手とは離縁する。
元妻を捨てた後悔と自責の念にさいなまれた彼は 
元妻を探して 昔住んでいた家にたどり着くと そこには 
何と彼女が ひとりで暮らしていた。何度も謝罪し 許してもらい 
今後のことを語り合って 夜を明かすが・・・
次の日 武士が目を覚ますと 廃屋の中で 隣に寝ていたのは
朽ち果てた屍の妻だった。実は 元妻は 
武士を失った悲しさのあまり病気になり 
数年前には死んでいたのだ・・・。 
というお話なの。

Nさんが このお話を読んでくれたのだけれど
淡々と 読み進める中に 何ともいえない怖さが出ていて
わたし ほんとに ぞくっとしました。
まさに 怪談・・・

彼女の声は 昔のような若々しいものでは なかったわ。
わたしが聞いたのは40年も前の声だから 
かなり 違っていて当たり前。
Nさんは 特別に声を作って 朗読していたわけではないので
アナウンサーとしての 素の声だったでしょう。
80歳以上の一般のひとに比べたら それは 
張りのある 美しい声だと思います。
こうして お話会で朗読するのだから 
おそらく 日々の鍛錬があってこそ・・・。

80歳以上ともなれば 
口腔内の状態も 若い頃とは異なるはず。
歯も 歯茎も その他 いろんなところの変化は 著しい。
声を出すための 口腔の力だって 衰えます。
だから Nさんの声や話し方には 
それなりに 年齢の重みが出ていたと思います。

でも 彼女は そのやや衰えた声と 滑舌で
堂々と そして淡々と 
聴く者のこころをひきつける朗読をなさったのです。 
小泉八雲の怪談話に ぴったりといえるような その声で。

実は お話会が始まってすぐ 
Nさんのことで気がついたことがあるのです。
それは 杖をついていらしたということ。
昨年の会では そうではなかった 確か。

朗読のテーブルまで 移動するのも杖をついていました。
そのお姿と 朗読の声・・・
ああ お年を召されたのねと あらためて思うと同時に
それでも こうして Nさんは 私達の前で 
彼女らしい素晴らしい朗読を聴かせてくれている。
そして それに わたしは魅了されているんだ
と 感じていました。

小泉八雲の作品の世界にも増して 
Nさんの朗読 そして生き方の一端を見せて頂いたことに 
わたしは 深い感銘を受けたのです。

Nさんの声が とびぬけて若々しい声だったら
怪談話の朗読は 似合わない。
わたしには 彼女が 自分の今の声や話し方に合わせて 
小泉八雲の作品を選んだのではないかとまで 思えました。
もしかしたら 人に聴かせるのは 
もう アナウンサーとしてのプライドが許さないと
思ったりもしたかもしれないなぁ・・・と
また いつもの勝手な想像までしてしまった。

でも 彼女は その ある意味 老いた声で 読んたのです。
自分の老いとしっかりと向き合っているからこそ
自分の声でこそ生きる作品を 朗読した・・・
何と あっぱれなことでしょう。
こんな言い方は 人生の大先輩に対して失礼とは思いながら
わたしは Nさんに 
老いに向き合う生き方のヒントを頂いたように思うのです。

奇しくも 朗読作品の題名は 「和解」・・・

ひとは ひとと 和解する
そして
ひとは 自分と 和解する
Nさんは ご自分の老いと 和解したのかな・・・!?

なぁんて おり~ぶ流に 考えたので
記事のタイトルを 「老いとの和解」としました。

わたしは 少し前の記事で
「老いても若々しい声でありたい」と書きました。
今でもその思いは 変わりませんが
Nさんの朗読を聴いて 少しだけ 付け加えたい。
それは 
「ちょっぴり若々しく 年齢相応の味わいのある声でありたい」
ということ。 Nさんの朗読を聴いて そう思った次第です。

ところで Nさん
朗読の前に ちょこっと話をされました。
お相撲さんの 髙安のこと・・・
「わたくし 茨城の生まれではないんですが このところ 
髙安関の話題が連日報道されてうれしいんです。
あの 毛深いお胸にぎゅっと抱きしめられたらいいわね」
その言葉に 会場中が 
えっ とか ふふふ とか え~とかざわついたの。
そしたら Nさん 
「と言っているのは わたくしではなくて 若いお嬢さんよ」と 
あとを続けられた。
この ユーモアにも わたし 素敵って 思っちゃった。
何て チャーミングな Nさんでしょう。

    🍃

ということで
Nさんの年代まで生きていられたとしたら
「老いとの和解」は 重要なテーマになりそうです。

でも 和解までは ほど遠いわね。
だって 老いの入り口で あたふたと戸惑っておりますから。

せめて 老いを見つめる・・・
それぐらいのところで
妥協することにいたします


       おり~ぶ



今日も おつき合い下さいまして ありがとうございます  

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